
「家計簿をつけても続かない」「どこにお金が消えているのか分からない」——
そんなふうに感じたことはありませんか。
実は私も、何度も挫折してきました。
最初の頃は“完璧に記録しよう”と頑張るけれど、疲れてしまい、気づけば家計簿を開くのも嫌になっていたのです。
けれど、ある時ふと気づきました。
「正確につけること」ではなく、「無理なく続けること」こそが家計簿の本当の目的だと。
それから私は、家計簿を“ゆるく・簡単に・短時間で”続ける方法を試し、気づけば長く続けられるようになりました。
この記事では、そんな私の実体験から得た「続く家計簿のコツ」をお伝えします。
5項目・毎日3分を目安に続けられる“やめない家計管理”の方法と、3ヶ月で結果を出す見直しテンプレートも紹介します。
「面倒くさいからできない」ではなく、「これならできそう」と思える。
そんなきっかけになれば嬉しいです。
家計簿が続かない理由は「完璧主義」だった
最初に家計簿を始めたとき、私は「一円単位で正確につけなければ」と意気込んでいました。
毎晩レシートを並べ、項目を細かく分けて入力。
最初の1週間は気持ちよかったのを覚えています。
けれど、仕事で疲れて帰った日や、外食が続いた週には、記録がどんどん溜まっていきました。
やがて「後でまとめてつけよう」が「もういいや」に変わり、家計簿はすぐに開かなくなりました。
当時の私は、“正確につけること”が目的になっていたのです。
しかし、本来の目的は「お金の流れを把握して、ムダを減らすこと」。
完璧にしようとするほど、続かない。
家計簿が続かない大きな理由のひとつは、ズボラでも三日坊主でもなく、実は“完璧主義”でした。

「きっちりつけないと意味がない」と思い込んでいた自分こそ、家計簿を続けられなかった原因でした。
完璧さを求めると、人は疲れます。
疲れると続きません。
続かなければ、いくら立派なノートを買っても意味がありません。
そこで私は考え方を変えました。
「正確さよりも、続けられることを優先しよう」と。
この考え方に変えてから、家計簿は劇的にラクになり、無理なく続けられるようになりました。
次の章では、私が実際にたどり着いた「無理なく続く家計簿の最小設計」を紹介します。
家計簿が続かない人向け|“最低限の設計”5ステップ
家計簿を長く続けてわかったのは、「細かくつけるほど、続かない」ということでした。
そこで私は、できる限りシンプルにして“やめない家計簿”を目指しました。
具体的には、次の5つのステップに整理しています。
- 費目は「5項目だけ」に絞る
- 入力は「毎日3分以内」で終わらせる
- 使うツールは「自分が気に入るものだけ」
- 完璧にしようとせず「抜けても気にしない」
- 3ヶ月に1度だけ見直す
① 費目は「5項目だけ」に絞る
細かく分類すると、それだけ入力が面倒になります。
私は次の5項目に絞りました。
① 生活費(食費・日用品など)
② 固定費(家賃・通信費など)
③ 交際費・娯楽費
④ 貯蓄・投資
⑤ 特別支出(年払い・旅行など)
これだけで、家計の全体像は十分に見えます。
細分化するよりも、まずは「大まかな流れをつかむ」ことを優先しましょう。
② 入力は「毎日3分以内」で終わらせる
家に帰ったら、財布からレシートを出してその日の分をまとめて入力。
時間を計ると、だいたい3分以内で終わります。
1週間分をまとめてつけようとすると、20〜30分かかって面倒になります。
“毎日少しずつ”が一番ラクで、結果的に続きます。
③ 使うツールは「自分が気に入るものだけ」
アプリでもノートでも構いません。
ポイントは「開きたい」と思えるツールを使うこと。
私は家計簿ソフトを使っていますが、アプリのマネーフォワードMEなどを活用してもOKです。
重要なのは、「自分に合っている」と感じることです。
④ 完璧にしようとせず「抜けても気にしない」
1日つけ忘れても問題ありません。
“完璧につける”ことが目的ではないからです。
抜けがあっても「全体の流れ」が見えればOK。
お金の使い方の傾向さえ分かれば、家計はちゃんと改善できます。
⑤ 3ヶ月に1度だけ見直す
分析は3ヶ月単位がちょうどいいです。
1ヶ月だと変動が大きく、判断を誤りやすいからです。
3ヶ月分をまとめて見ると、支出のクセやムダの傾向がはっきり見えてきます。
このとき初めて、固定費やサブスクの見直しを行いましょう。
私はこの「5項目・3分・3ヶ月」の仕組みに変えてから、無理せず自然に家計簿を続けられるようになりました。
家計簿が続く人/続かない人の違い
家計簿が続くケースと、続きにくいケース。
この違いは「性格」でも「几帳面さ」でもありません。
一番の違いは、“目的意識の持ち方”です。
多くの人が家計簿を始めるとき、「節約したい」「無駄をなくしたい」という思いを持ちます。
けれど、続きにくい場合はその後に目的を見失ってしまうのです。
「家計簿をつけること」がゴールになってしまい、“なぜやっているのか”を忘れてしまう。
一方で、続けやすい人は違います。
「お金の使い方を整えたい」「将来に安心をつくりたい」といった“行動の先にある目的”を見失いません。

私も最初は「貯金したい」だけでしたが、今は「家計を整えることで心の余裕をつくる」ことを意識しています。
目的を「数字の管理」ではなく「生き方の整え」に変えると、不思議と家計簿は続くようになります。
少しずつ支出が減り、貯蓄が増えると、お金に対する安心感が増えていきます。
すると、心にも余裕が生まれ、暮らし全体が整っていくのです。
家計簿は単なる記録ではなく、「自分の暮らしを見直すきっかけ」。
そう考えると、続ける価値は何倍にも膨らみます。
まとめ|家計簿は「自分の人生を見直すスイッチ」
家計簿を続けるコツは、「完璧を目指さないこと」です。
一円単位の正確さよりも、“お金の流れを大まかにつかむ”こと。
細かい数字よりも、“自分の生き方を整える意識”のほうが大切です。
家計簿を続けるうちに、お金の使い方に“自分の価値観”がにじみ出てくることに気づきます。
つまり、家計簿はお金を記録するためのノートではなく、「自分の生き方を見直すためのツール」なのです。
完璧じゃなくていい。
抜けてもいい。
続けることこそが、未来の安心と豊かさにつながっていきます。
今日の支出をつける3分が、“これからの人生を整える一歩”になるかもしれません。
あなたの暮らしが、少しずつ安心と豊かさにつながりますように。
🌿家計簿を続けていくと、少しずつ“お金の使い方のクセ”が見えてきます。
その癖に気づくと、ムダが自然と減り、家計が軽くなる感覚が生まれます。
📄 免責的注記
※本記事は筆者の体験に基づく一般的な内容です。
特定の投資行動を推奨するものではなく、あくまで「考え方の一例」としてご参考ください。

