「節約して少しずつお金が増えているけど幸せを感じられない」「お金は増えてるのに虚しさと不安が押し寄せてくる」など、将来お金の不安をなくすために頑張って節約してるけど、このまま続けていても人生楽めなくていいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
節約は将来お金で苦労せず豊かな生活を送るために備えることですよね。
なのに、お金が増えても幸せを感じられないのか。
それは間違った節約をしてしまっているからです。
間違った節約をしてしまうと、幸福感が得らないただただ辛い苦行をしているだけになってしまいます。
それでは、頑張って続けたいと思えなくなりますし、結果的にお金もあまり貯まらずかえって逆効果となるでしょう。
この記事では、絶対にやってはいけない節約について解説しますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
節約すれば生活満足度は落ちる
節約の基本的な考え方として理解しておかなければならないことがあります。
それは”節約中は生活満足度が落ちる”ということです。
豊かな生活のために節約をがんばっているのに辛く苦しい生活に耐えられず、途中で心が折れてしまう不幸な節約しまっているでしょう。
逆に浪費は生活満足度が上がります。
欲しい物、やりたいこと、行きたいところ、食べたいものを自分がしたいタイミングでお金を気にせずに使うことで、満足度や優越感、幸福感を得られます。
節約は、反対にお金を払って得られる何かを失う行為です。
生活が節約ありきになってしまうと、人生振り返ってたときにお金が増えただけで不幸な人生だったと後悔することになるでしょう。
大事なことは、”節約とは無駄を省くこと“と理解しましょう。
特にメリットがないことやなくてもよいものにお金を使わないことが、節約しつつ生活満足度の低下を抑えられるということです。
そうすれば、節約を続けるモチベーションを保つことができるとともに、結果的にお金も増えていくでしょう。
絶対にやってはいけない節約とは?
生活満足度を下げる絶対にやってはいけない節約は次の5つです。
それぞれ詳しく解説します。
やってはいけない節約 その1 住まい
住まいは快適かつ安心して過ごせる環境でなければ豊かな生活を送ることはできません。
節約のためとはいえ、次のようなところに住むのはやめましょう。
- 安過ぎるマンション(アパート)
- 通勤に時間がかかる
- 買い物に不便
- 娯楽が少ない
安いマンションに住むほど、快適に暮らせる確率が下がるでしょう。
理由は生活トラブルに遭遇しやすいからです。
例えば、騒音トラブルに遭って睡眠を妨害されたり、精神的な苦痛を受けたら健康に悪影響が出たりして快適に暮らせないですよね。
通勤に時間がかかれば、移動だけで疲れてしまったり早く帰ってゆっくりしたいのに体を労わる時間が少なくなってしまいます。
このように、住む場所は豊かな人生を送るためにとても重要です。
節約のためと削りすぎてしまうと快適な生活が送れません。
良くない環境でがまんして過ごすのは、辛いだけで不幸な節約と言えるでしょう。
一方、快適だからと家賃が高すぎても節約に影響ができますので、そこはバランスを考えて決めるのがよいでしょう。
家賃にお金をかけてもよい理由についてはこちらで解説していますので、ぜひ読んでみてください。
やってはいけない節約 その2 自己投資
やりたい仕事に就くために資格を取得したり、スキルアップのために教材を買う、投資の知識を深めるために本を読むことはとても大事なことです。
知識を得るための自己投資をケチってしまうと、自分の成長やスキルアップの機会を失ってしまいます。
すると、お金を増やすチャンスや夢を掴み損ねてしまうでしょう。
資格取得のための費用や本を買う出費は大きくなるので節約したいと思う人も多いでしょう。
私も昔は、良書を買うのに
1冊2,000円もするのか・・・
と悩んでもっと安い本を探して買ったり、仕方なく買うといった感じでした。
ですが本を読んで知識を得ると、それ以上の価値があることを実践できてから考えがガラッと変わりました。
良書を読んで正しい投資の知識が得てからは、順調に資産を増やしていくことができています。
また、変な儲け話やサービス、良くない投資に引っ掛かりお金を失うこともなくなりました。
つまり、資産を守る力も身につけることができました。
それからは読みたい本は買うようにしています。
知識は自分を裏切りません。
学べば学ぶほど生活も心も豊かになります。
ここを節約してしまうと成長や飛躍の機会を逃してしまったり、お金を失ったりとかえって心もお金も貧乏になってしまうでしょう。
あまりお金を掛けたくない人は図書館を利用するのがおすすめ
そうは言っても、読みたい本を次から次に買って読んでいたら出費が多くなってしまいますよね。
そこでおすすめなのが図書館を利用することです。
図書館には、膨大な数の本が取り揃えられています。
なので、必要な本が図書館にあれば時間はかかりますが借りて読むのが良いでしょう。
無料ということもあり、人気のある良書はかなりの予約が入っていることが多く、すぐに読みたいと思ってもなかなか借りることができないことがあります。
ちなみに私が予約した時は、借りるのに2ヶ月かかりました。
読みたい本が図書館にあって、時間がかかってもよい人は図書館を利用すればお得に学べます。
住民税を払っているのですから、上手に活用しましょう。
やってはいけない節約 その3 健康を損ない心に負担をかける
健康を損なう節約とは何か。
例えば、食費を抑えるために、カップラーメンたくさん食べて健康に良くない食事をするといった感じです。
不健康になって体の調子を崩してしまったら治療費がかかりますよね。
すると治療費がかかって何のために食費を節約したのかと思うとがっかりですよね。
一方、心に負担をかける節約とは、みじめな気持ちになったり不安で仕方がないような精神状態になる節約です。
例えば、毎日のようにもやしを食べていたら、味気ない食事をしなければならないほどお金に困っているのかと精神的に落ち込んでしまうでしょう。
豪華にする必要は全くありませんが、質素すぎても心は満たされませんよね。
健康はかけがえのない財産です。
お金より大事なものを犠牲にするような節約は絶対にやめましょう。
健康にはお金を使ってもよいと思っています。
やってはいけない節約 その4 大切な人との交流費
大切な家族や恋人、友人との交流はとても楽しくかけがえのない時間を過ごすことができます。
一緒に出掛けたり、飲みに行けば楽しくて嫌なことも忘れることができるため、人生の幸福度が上がるでしょう。
先ほどお伝えしたように、節約は生活満足度を下げます。
しかし、こうした交流は決して楽しくない節約生活の中に潤いと活力をもたらしてくれる処方箋になります。
自分が大事にしたい人や心から楽しく過ごせる人とは積極的に会って、お金を使った方が幸せな人生を過ごせるでしょう。
交際費を節約し過ぎるのは不幸な節約
節約のためと交際費を削ることは、人生を振り返ると人との思い出が少なくなってしまい不幸な節約と言えるでしょう。
私は実際、お金を節約したいという思いから友人のお誘いを断りまくったことがあります。
ここで極端だったのが、お金を貯めることを優先するあまり、ほとんど誰彼構わず断ってしまったことです。
中にはお互いに気心がしれた大切な友人も多く含まれていました。
若い時に一緒に馬鹿なことをしたり楽しい時を過ごしてきた、そんな大事な友人をたくさん失ってしまいました。
気づいた時には時すでに遅しです。
何年か経った時、親しかった友人と偶然会う機会がありました。
久しぶりに話をしたら、楽しかったのを今でも覚えています。
また近いうちにと誘ってみましたが断られました。
うーん、以前のように無条件で楽しめないんだよね。
正直、いまさらって感じで乗り気がしないんだよね、悪いけど。
相手からしたら、ずっと断り続けて自ら縁を切ったのに何をいまさらと思ったのでしょう。
一度切れた絆は元には戻りません。
正直なんて愚かなことをしてしまったんだろうと後悔しています。
改めて大切な人と過ごす時間の大切さを学んでからは、そうした人たちとの付き合いにはお金を使います。
大切な人と過ごす時間は幸せだなと感じずにはいられません。
楽しめない人や参加したくない飲み会やイベントは節約した方がよい
人との交流が大事だと言っても、何でもかんでも参加する必要はありません。
人の悪口や批判が多い、自慢話やマウントを取りたがるなど一緒にいても楽しくない人と交流したところで、お金も時間も無駄です。
私は楽しめない飲み会やイベントは誘われても断っています。
交流費はあくまで大切な人、一緒にいると楽しい人たちとの時間を過ごすために使いましょう。
やってはいけない節約 その5 時間を犠牲にする
時間は誰に対しても1日24時間と平等に与えられています。
どんなお金持ちでも時間が欲しいと願っても時間を買うことはできません。
つまり、時間はとても価値の高い財産です。
そんな時間を犠牲にした節約はやめておきましょう。
具体的な時間を犠牲にする節約は次の通りです。
こうした節約は確かに支出が目に見えて減るため、節約したことを実感できる方法です。
なので、実践している人が多いのではないでしょうか。
例えば、安くても捨てるよりもと100円でメルカリに出品したとします。
その100円を得るために必要な時間と労力を考えて見ましょう。
このように多くの時間と労力がかかることがお分かりいただけると思います。
2時間かかって100円の利益を得たとしたら、時給50円ですよね。
それなら、同じ時間をバイトした方がお金を得ることができます。
なので、利益が2,000円以下になりそうなものは捨てるなど、どこかで線引きして利用するのがおすすめです。
ところで、時間を犠牲にせずともお金を増やす手段はあります。
先ほど伝えたように時間を増やしたり回復する方法はありません。
時間を犠牲にする節約はデメリットの方が大きいためやめた方がよいでしょう。
時間を犠牲にする節約のデメリット
どのようなデメリットにつながるのか具体的に説明します。
例えば、東京から仙台に旅行に行くとします。
新幹線で2時間、高速バスなら6時間くらいです。
確かに新幹線で行くより高速バスの方が交通費はかなり安くなるでしょう。
ですが、往復で8時間を移動だけで失ってしまいます。
現地で8時間滞在する時間が増えれば、近隣の観光地へ足を延ばすことができたり、食事やを楽しんだりできますよね。
時間があればあるほどその分旅行を満喫することができます。
貴重な経験や思い出が増えるでしょう。
このように自分の時間の価値を考えると、安売りするのはもったいないです。
このような時間を大きく失う節約はお金以上の大切なもの得る機会の喪失になるだけなのでやめておきましょう。
まとめ
絶対にやってはいけない節約について解説しましたが、参考になれば嬉しいです。
将来お金に困らず豊かな生活を送るためには、節約して支出を抑えることが重要です。
しかし、お金をためることも大事ですが、幸せになるためにはお金を使った方がよいケースがあります。
大切な人との交流、時間、健康などお金よりも大事なことには使った方がよいということです。
繰り返しとなりますが、節約とは無駄を省くことです。
お金より大事なものを犠牲にした節約は不幸になるのでやめておきましょう。
お金持ちになっても心から信頼できる人が周りにいなかったり、心が貧しかったら豊かな人生とは言えないですよね。
やってはいけない節約を理解して、幸せなお金持ちを目指しましょう。