貯金したい人はざっくり家計簿をつけることから始めよう!|家計簿の目的や続けるコツとは?

「そんなに贅沢した覚えがないのに貯蓄できない」「何にいくら使っているのかわからない」「家計簿をつけるのはめんどくさそう」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

将来への不安を減らしたり、安定した生活をするには貯蓄が必要です。

貯蓄をするためには、収入と支出を可視化し、何にいくら使っているかを確認し不要な支出を減らす必要があります。

家計簿は、収支の確認と不要な支出の削減ができるようになるおすすめのアイテムです。

私が家計簿をつけ始めたのは2001年からです。

それから20年以上続けていますが、めんどうだなと感じたのは最初の1ヶ月くらいで、あとは面倒だと思ったことはありません。

この記事では、家計簿の役割や付け方、家計の見直しのポイントについて解説しますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

家計簿をつける目的

はじめに家計簿をつける目的は次の3つです。

家計簿をつける目的
  1. 収入と支出を可視化する
  2. 支出を分析する
  3. 不要な支出を減らす

家計簿をつけようと思った人は、貯蓄を増やしたいという思いからでしょう。

坂井
坂井

そうだ京都、行こう!

みたいな感じで

坂井
坂井

そうだ家計簿、つけよう!

と急に思い立つことはないでしょう。

家計簿をつけても役には立っても楽しくはないですからね。

貯蓄を増やしたいという目的で家計簿をつけるなら、達成したいことを具体的に決めておくと挫折する危険は減るでしょう。

支出が減り、貯蓄額が増えていく過程を見ると家計簿をつけるモチベーションアップにつながります。

それぞれもう少し詳しく解説します。

収入と支出を可視化する

家計簿をつけると収入と支出を可視化することができます。

例えば、家賃(住宅ローン)や水道光熱費、食費、通信費、衣服、医療費、生活用品、娯楽、交際費など項目ごとに分けて家計簿をつけることで、何にいくら使っているのかが具体的に確認できるようになります。

まずはお金の流れを知ることが大事です。

支出を分析する

次に、項目ごとに1ヶ月の総支出が確認できるため、その支出が本当に必要なのかをよく考えてみます。

また、支出を確認することで、”この支出は毎月いくら必要“、”この支出は想定より使い過ぎている“といった感じで、各項目ごとに確認していきます。

ところで、1ヶ月だと短すぎて分析に向いていないため、ある程度平均化できる3ヶ月くらいまとまった段階で分析するのがおすすめです。

不要な支出を減らす

支出データを分析したら具体的に不要な支出を減らします。

例えば、単身者でスマホの支出が毎月1万円掛かっていたとしたら、格安スマホに変更し毎月2,500円くらいに節約できれば差額の7,500円が貯蓄に回せます。

同じように他の項目についても削減したり高いものは別の物に変更できないか検討したり、1ヶ月あたりの上限額をあらかじめ決めておくことで貯蓄に回せるお金を確保できるでしょう。

家計簿をつけるのがどうしてもめんどうな人は、別の方法を検討しよう

家計簿をつけるのがめんどうで続けられないという人の意見や情報を見ていると、家計簿をつけることが目的になっている人が多い印象を受けます。

家計簿をつける目的は、家計を見直して毎月の赤字を黒字にしたり、貯蓄をするといった家計の見直しが真の目的であって、貯蓄をするための手段のひとつであるということを理解しましょう。

ここが理解できていないのかなと感じました。

家計簿をつけるだけなら挫折した人の言う通り、めんどうですし続ける意味もないでしょう。

貯蓄が増えていかなければ、やる気がなくなってしまうのも当然でしょう。

ただ、貯蓄を増やすためには、いずれにせよ何かをしなければなりません。

例えば、転職や副業をして収入を増やすという方法があります。

一方で転職や副業は簡単なことではありません。

はっきり言うと家計簿をつけるよりも何百倍も難しく、めんどうで手間時間も労力かかるものです。

実際にやってみれば理解できるでしょう。

家計簿をつけて支出を見直して無駄な支出減らす方がはるかに難易度が低く簡単です。

家計簿をつけるのがめんどうだという人は、お金と真剣に向き合っていない、または現実を直視することから無意識に目をそらしている可能性があるでしょう。

なので、最初からやらない方が時間を浪費しなくて済むでしょう。

もちろんめんどうだと思って続けられない人が全員が貯蓄や節約に向いていないということではありません。

家計簿は手段のひとつなので家計簿をつけなくても貯蓄できている人はそのままの生活スタイルを維持すれば問題ないでしょう。

家計簿を続けるコツ

そうは言っても貯蓄を増やすために家計簿をつけて支出を見直したいという人もいるでしょう。

家計簿を続けるには、次のことを意識して実践してみてください。

家計簿を続けるコツ
  1. 自分に合った家計簿を使う
  2. 項目を細分化しすぎない
  3. レシートは必ずもらう
  4. 家に帰ってきたら毎日つける
  5. 金額が決まっている支出は自動入力機能を使う
  6. 3ヶ月ごとに支出を確認する

それぞれ解説します。

自分に合った家計簿を使う

家計簿をつける方法としては、次のようなやり方があります。

家計簿をつける方法
  1. 家計簿アプリを使う
  2. 家計簿ソフトを使う
  3. エクセル(スプレッドシート)を使う
  4. 手書きでまとめる

ちなみに私はつけ始めた時から家計簿ソフトを使っています。

家計簿はたくさんの種類があるので、自分が続けやすいものを選びましょう。

項目を細分化しすぎない

家計簿を始めようとすると、最初モチベーションが高いため中には細かくきっちりつけようとする人もいるでしょう。

例えば、次のような買い物をしたとします。

買い物例

キャベツ・・・・208円
レタス・・・・・316円
大根・・・・・・157円
牛乳・・・・・・388円
たまご・・・・・198円
チョコレート・・145円
ソフトクリーム・148円

家計簿にどのようにつけますか?

次のようにつける人が多いのではないでしょうか。

正確なのはとても素晴らしいことですが、毎日このようにつけるのはとても大変な作業となります。

私なら次のようにつけます。

10円未満は四捨五入して、分析のためにあきらかに別にした方がよいもの以外はまとめて合計を記入してしまいます。

必要な情報は、項目ごとにどのくらい支出しているかが確認したいため、そこまで丁寧に記入する必要はないでしょう。

レシートは必ずもらう

家計簿をつけるうえでレシートは必要なので、買い物をしたら忘れずにもらいましょう。

レシートがないお店もあると思いますので、その時はスマホのメモに記入しておきましょう。

記憶に頼ると忘れてしまうことがあるため、入力漏れがないようにしましょう。

家に帰ってきたら毎日つける

今日は仕事で疲れたとか家計簿つける気分じゃないと思って、あとでまとめてつけるのはやめましょう。

入力したいデータが溜って、日付もバラバラだと記入することが多く複雑になってしまいます。

すると時間がかかってしまい、だんだんつけるのが苦痛になってしまうでしょう。

そのため、家計簿は毎日家に帰ってきたらつけるように習慣づけするのがおすすめです。

早ければ1分、遅くとも5分くらいで入力できるので、疲れているときや気分が乗らない時もあると思いますが、後回しにしないようにしましょう。

金額が決まっている支出は自動入力機能を使う

家計簿の入力を少しでも簡略化するために、金額や日付が決まっている支出は自動で入力するように設定しましょう。

例えば、毎月25日に7万円の家賃の支払いがあれば、毎月25日に自動で入力するように設定すれば自分で入力する必要がなくなります。

居住費である家賃や住宅ローンなどは引き落とし日も金額も決まっているケースが多いので、有効活用して手間を減らしましょう。

また、家計簿アプリの中にはクレジットカードと連携できるものがあります。

そのため、クレジットカード決済した支出は家計簿に自動で記入されるため、さらに手間を減らすことができるでしょう。

アプリだとさらに手間を減らすことができる

家計簿アプリの中には、クレジットカード、銀行、証券会社と連携することで、家計簿に自動で反映してくれる便利なアプリがあります。

一例をあげるとマネーフォワードMEというアプリが使いやすくおすすめです。

私もこのアプリは利用していますが、家計簿としては利用していません。

無料版だと最大4つまでしか連携できないため、使い勝手が悪くなってしまいました。

今は、銀行や証券会社などと連携してモチベーションのアップと資産管理のために活用しています。

月額料金を支払うことで無制限に連携できるようになりますので、お金を支払ってでも手間を省きたいという人は検討してみてはいかかでしょうか。

3ヶ月ごとに支出を確認する

家計簿をつける理由は、家計を見直すことです。

頻度は3ヶ月に1度くらいでよいと思いますが、支出データは必ず確認するようにしましょう。

3ヶ月あればどの項目もだいたい平均化してくるので、各項目ごとの毎月の支出がどのくらいか見当がつくようになります。

すると、どの項目の何の支出が大きいのか、その支出は削減できるのか、適正な支出なのかを判断できるようになり。

必要に応じて削減したりして貯蓄を増やせるようになるでしょう。

家計簿が続かない人が改善すべきこと

家計簿が続かない人は、次のようなことをやっていないか確認してみましょう。

家計簿が続かない人が改善すべきこと
  1. 正確さを重視しようと細かい項目や分類、ルールを増やしてしまっている
  2. 家計簿をつけることが目的となっている

思い当たる人は改善してみてください。

もう少し詳しく解説します。

正確さを重視しようと細かい項目や分類、ルールを増やしてしまっている

正確なデータを反映させようと事細かくつけてしまう人は注意です。

正確さは大事なことなのですが、だからと言って項目や分類を増やしたり、マイルールを追加していくと手間が増えるだけで自分で自分の首を絞めているような感じです。

つけるのに時間がかかるうえに、新しい買い物をすればするほど分類が増えてしまい手間です。

そのため、ざっくりとした感じでつけるのが長続きできるコツのひとつでしょう。

家計簿をつけることが目的となっている

家計簿をつけたことで満足してしまう人もいるのではないでしょうか。

つけたことで達成感が得られ、それで満足してしまうことです。

するとだんだんつけることが目的となってしまい、ただの作業になってしまいます。

そうなると家計簿をつける意味がありません。

本来の目的である家計を見直して貯蓄を増やすという結果が得られません。

具体的に見直して支出を減らし、貯蓄が増えたことを確認するところまでやり遂げましょう。

まとめ

貯蓄をしたい人が家計簿をつける理由や続けるコツについて解説しましたが、参考になれば嬉しいです。

貯蓄ができていない人や私のように低収入の人ほどお金と向き合う必要があります。

そのための手段として最適なのが家計簿です。

お金の流れが可視化できる家計簿は、はじめのうちは手間も時間もかかるでしょう。

ですが、無駄な出費を抑え貯蓄できるようになれば、それまでの苦労や時間は報われるでしょう。

家計簿をつけてみようかなと思った時がはじめ時です。

ものぐさな私でも続けることができたくらいです。

あまり深く考えず、最初はざっくりと始めて貯蓄を増やす第一歩としましょう。

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